宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)とは?ご利益・別名・関連神についても紹介!
この記事では宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)の情報を紹介しています。
どんな神様か・ご利益・別名・祀られている神社などを簡単に解説。
宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)の別名やご利益は?
名称 | 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) |
別名 | 倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 稲荷神(いなりのかみ) 稲荷大明神(いなりだいみょうじん) お稲荷様 御倉神(みくらのかみ) |
ご利益 | 五穀豊穣・商売繫盛・産業振興・諸願成就 |
宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)とは?
出典:Wikipedia
『宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)』は全国の稲荷神社(いなりじんじゃ)で祀られている神様で、「お稲荷さん」の名前でも親しまれています。
名前の「宇迦(うか)」は「食(うけ)」と同じ意味で食物のことを指し、八百万の神の中で最も有名な食物神とされています。
日本では食物では稲作が中心だったため「倉稲魂命」とも表記され、五穀豊穣の神様として広く崇められています。
稲荷神社は全国に3万社以上あるといわれ、総本社は京都にある「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」です。
宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)と稲荷神社と狐の関係は?
そもそもなぜウカノミタマが稲荷神社に祀られることになったのでしょうか?
稲荷信仰が生まれたのは奈良時代のころ、伏見稲荷大社の社殿によると711年とされ、ルーツは当時山城国【現在の京都】に住んでいた豪族・秦(はた)氏が自分たちの氏神として祀った農耕神です。
秦氏が勢力を拡大するにつれ稲荷神の信仰圏が拡大し、もともと稲の精霊神として信仰されていたウカノミタマと結びついていったのではないか、という説が有力だとされています。
稲荷神社といえば狐の印象が強いため、ウカノミタマ=狐と勘違いしている人もいるかもしれませんが、ウカノミタマは女性的な神様で狐は神様の使い・神使です。
農耕民族である日本人は、田んぼや畑をネズミや害虫から守ってくれる雑食の狐に古くから助けられてきました。
それがまるで食物の神様から使わされてきたかのように見えることから、ウカノミタマの使いが狐になったのではと推測されています。
宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)の関連神と系図
古事記
父 | 須佐之男命(すさのおのみこと) |
母 | 神大市比売(かむおおいちひめ) |
兄弟姉妹 | 大年神(おおとしのかみ) |
子 | - |
日本書紀
父 | 伊邪那岐命(イザナギノミコト) |
母 | 伊邪那美命(イザナミノミコト) |
兄弟姉妹 | |
子 | - |
宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)を祀っている神社
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宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
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