黄泉比良坂の御祭神・ご利益は?歴史・写真・訪問記とあわせて紹介!
この記事では黄泉比良坂(よもつひらさか)の情報を紹介しています。
御祭神・ご利益・住所・歴史などを簡単に解説。筆者撮影の神社写真も載せています。
黄泉比良坂の御祭神やご利益は?
名称 | 黄泉比良坂(よもつひらさか) |
御祭神 | – |
ご利益 | 子宝 |
黄泉比良坂の概要と訪問記
概要
『黄泉比良坂(よもつひらさか)』は、島根県松江市にあるスポットです。
神社ではありませんが、現世とあの世との境目の場所とされており、日本の神話に深く関連しているため紹介させていただきます。
古事記における黄泉比良坂のストーリーは以下の通りです。
男神・イザナギと一緒に国造りをしていた女神・イザナミがカグツチを産んだことで亡くなってしまった。
悲しんだイザナギは黄泉比良坂を通って彼女に会いに黄泉の国に向かい、イザナミに再会する。一緒に帰ってほしいと願うが、彼女は「黄泉の国の神々に相談してみるが、決して自分の姿を見ないでほしい」と言ってその場から消えてしまう。
なかなか戻ってこないイザナミに痺れを切らしたイザナギは、櫛の歯に火をつけて暗闇を照らし、彼女の醜く腐った姿を見つけてしまう。
姿を見られて怒ったイザナミは黄泉の軍団と共にイザナギを追いかけるが、イザナギは黄泉比良坂まで逃げのびる。
黄泉比良坂でイザナギは千引の岩(ちびきのいわ:動かすのに千人力を必要とするような巨石)を置いて道を塞ぐ。
道を閉ざされたイザナミは怒って「愛しい人よ、こんなひどいことをするなら私は1日に1,000の人間を殺すでしょう」と叫ぶ。
これに対しイザナギは「愛しい人よ、それなら私は1日に1,500の子を産ませよう」と返して黄泉比良坂を後にし、2人は離縁した。
その後、黄泉の国から帰ったイザナギは穢れを落とすために泉で禊を行い、そのとき生まれたのが「天照大神(あまてらすおおみのかみ)」「月読命(つくよみのみこと)」「須佐之男命(すさのおのみこと)」の三貴神とされています。
イザナギ・イザナミに深く関連する場所のため、子宝のご利益があるともいわれているようです。
黄泉比良坂は、神話や伝説の中で重要な役割を果たしている場所なので、神話に興味を持った人はぜひ訪れてみてください。
訪問記
実際に訪れた黄泉比良坂は思ったよりも小さく、入り口には石でできた石柱が鳥居のように建っていました。
石柱の先には石碑が設置してあり、奥には道が続いていました。
なにかあるのかな、と奥まで歩いてみましたが、途中から獣道になってしまって特に何も見当たらなかったので途中で引き返しました。
人気がなくどこか神秘的な雰囲気が漂っており、今では心霊スポットとしても有名な場所のようです。
古事記とかが好きな人にはロマン溢れる場所だと思うので、実際に訪れて現世との境目を感じてみるのもおもしろいかもしれません。
訪問日時:2015/01/25
黄泉比良坂のフォトギャラリー
黄泉比良坂の基本情報
HP | 黄泉比良坂(「しまね観光ナビ」の公式HP) |
住所 | 〒699-0192 島根県松江市東出雲町揖屋 |
電話番号 | 0852-55-5840(松江市東出雲支所地域振興課) |
営業時間 | – |