八坂庚申堂とはどんなお寺?何の神様?ご利益・歴史・写真・見どころなどまとめて紹介
この記事では八坂庚申堂(やさかこうしんどう)の情報を紹介しています。御祭神・パワースポットとしてのご利益・観光の見どころ・住所・アクセス方法・交通手段などをまとめて解説。訪問記や管理人撮影の神社写真も!
八坂庚申堂の御祭神・御本尊やご利益は?
名称 | 八坂庚申堂(やさかこうしんどう) |
御本尊 | 青面金剛(しょうめんこんごう) |
ご利益 | 病気平穏・縁結び |
八坂庚申堂とはどんな寺社?どんな神様?
八坂庚申堂の歴史と概要
『八坂庚申堂(やさかこうしんどう)』は、京都府京都市東山区にあるお寺です。神社ではありませんが、神道と関連の深い「庚申信仰」にまつわる場所として紹介させていただきます。
八坂庚申堂の正式名称は「大黒山 金剛寺 庚申堂」といい、日本で最初の庚申堂です。大阪の「四天王寺庚申堂(してんのうじこうしんどう)」、東京の「入谷庚申堂(いりやこうしんどう)」と並び、日本三庚申のひとつに数えられています。
※入谷庚申堂は現存せず、「小野照崎神社」の境内に庚申塚が残っています
本尊の青面金剛は、もとは飛鳥時代に中国大陸から渡来した秦氏(はたうじ)の守り本尊でした。天徳4年【960年】に、この青面金剛を一般の人たちが参詣できるようにと庚申堂を建てたのが八坂庚申堂の始まりとされています。
八坂庚申堂のパワースポットとしてのご利益
八坂庚申堂の開祖である「浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)」には、父親の病気祈願にコンニャクを捧げたところ病が治ったという逸話が残っています。このことから特に「病気平癒のコンニャク封じ」のご利益が有名で、腰痛・頭痛・神経痛などに効果があるとされています。
また、境内では猿が手足をくくられて動けない姿をあらわす「くくり猿」を奉納できます。くくり猿は人が欲によって動かないよう霊力で縛りつけてくれるもので、欲望に振り回されなくなるご利益がありますよ。
八坂庚申堂の見どころと参拝ポイント
カラフルな布地で大量に奉納されたくくり猿は、近年撮影スポットとしても大きな注目を集めています。
くくり猿は販売数が限られているため、奉納したい人はなるべく早めに訪れることをおすすめします。吊るすときは「おん でいば やきしゃ ばんた ばんた かかかか そわか」と真言を唱えながら奉納しましょう。
また、カラフルなくくり猿の中には、なで仏「賓頭盧尊者(びんづるそんじゃ)」がおり、撫でたところの悩みや苦しみを和らげてくれるとされています。
八坂庚申堂のお祭りや行事
年に6回ある庚申の日に、「護摩焚き」や「こんにゃく焚き」などの行事を行なっています。2025年の庚申の日は以下の通りなので、気になった方はぜひ訪れてみてください。
- 初庚申 2月20日
- 二庚申 4月21日
- 三庚申 6月20日
- 四庚申 8月19日
- 五庚申 10月18日
- 納庚申 12月17日
また、例年1月6日、7日には「新春大護摩祈祷会」が開かれています。
八坂庚申堂の訪問記
カラフルなくくり猿が気になって訪問。着物姿で写真を撮っている女性やカップルがたくさんいて、賑やかな雰囲気でした。
庚申信仰はこのメディアを立ち上げてからしっかり調べた民間信仰でしたが、今もこうやって人々に親しまれているのが興味深いです。
訪問日時:2022/09/29
八坂庚申堂のフォトギャラリー
八坂庚申堂のアクセス方法・交通手段
【電車】
京阪「祇園四条」駅下車、徒歩で約15分
【バス】
市バス「東山安井」下車、徒歩で約4分
市バス「清水道」下車、徒歩で約7分
八坂庚申堂の基本情報
HP | 八坂庚申堂の公式HP |
住所 | 〒605-0825 京都市東山区金園町390 |
電話番号 | 075-541-2565 |
参拝時間 | 9:00~21:00 |