津嶋神社とはどんな神社?何の神様?ご利益・歴史・写真・見どころなどまとめて紹介
この記事では津嶋神社(つしまじんじゃ)の情報を紹介しています。御祭神・パワースポットとしてのご利益・観光の見どころ・住所・アクセス方法・交通手段などをまとめて解説。訪問記や管理人撮影の神社写真も!
津嶋神社の御祭神やご利益は?
名称 | 津嶋神社(つしまじんじゃ) |
御祭神 | 素盞鳴命(スサノオノミコト) |
ご利益 | 子どもの守り神・厄除け |
津嶋神社とはどんな神社?どんな神様?
津嶋神社の歴史と概要
『津嶋神社(つしまじんじゃ)』は香川県三豊市にある神社です。瀬戸内海の海上に浮かぶ小さな「津島」に本殿が鎮座しており、毎年8月4日と5日の夏季例大祭の日しか訪れることのできない特殊な神社です。
島に本殿が造営されたのは宝永3年【1706年】と伝わっていますが、創建については以下の逸話が残っています。
文禄年間【1592〜1596年】の夏、三豊市の海辺に不思議な女の歌声が響き渡るようになりました。村人たちはその声を不思議に思い出どころを探しましたが、姿は見えず何も見つけられません。
そこで巫女を通じて神意をうかがったところ、「我は海中に住む神であり、名は津嶋神という。これよりこの島に我を祀るがよい。ただし社殿や祠は不要。まず木を植えること。それが我が神体となる。さすれば、村の子どもや牛馬を病から守るであろう」とのご神託が下されました。
村人たちはこのお告げに従い島に鳥居を建て、木を植え、津嶋神を祀るようになりました。そして旧暦6月24・25日には祭礼を行うようになり、これが現在の夏季大祭の起源とされています。
江戸時代から子供の健康と成長の守り神として信仰が篤く、日本全国から家族連れの参拝者が多く訪れました。大正4年【1915年】には四国の鉄道で初めて「津島ノ宮」臨時駅が認可され、現在も夏季大祭の期間中だけ開設される駅として続いています。
昔は船で参拝するのが一般的でしたが、昭和8年【1933年】に海岸から島までの渡り橋が架けられ徒歩で参拝できるようになりました。
津嶋神社のパワースポットとしてのご利益
特に子どもの健康と成長を見守る守り神として篤く信仰されています。
また、津嶋神社は別名「牛頭天王(ごずてんのう)」とも呼ばれ、牛馬守護のご利益も有名です。
牛馬の疫病を封じたという記録も残っており、昔は家族と一緒に牛を連れて参拝に行き、無病息災を祈願した津嶋神社の赤いのぼりを農家の牛小屋の出入り口に祀っていたそうです。今でも社務所ではこの赤いのぼりを模した 「幟(のぼり)型のお守り」を授かることが可能で、地元の人々をはじめ多くの参拝者から人気を集めています。
津嶋神社の見どころと参拝ポイント
一番の見どころは年に一度、8月4日と5日のみ開催される例大祭です。4日の夜には打ち上げ花火があがり、花火の光とライトアップされて浮かび上がる津嶋神社の美しい光景を楽しめます。この期間にはさまざまな催事や行事も開催され、にぎやかな雰囲気を味わえますよ。
また、本殿へは年に2日しか参拝のチャンスがありませんが、海岸沿いには遥拝殿がありいつでも参拝可能です。
津嶋神社のお祭りや行事
- 例年8月4・5日:夏季例大祭
津嶋神社の訪問記
香川でワーケーションした際に訪問。よい感じの交通手段が見つからなかったですが、「mobi」というコミュニティバスサービスを利用してなんとか訪れることができました。
※2025年5月でサービス終了予定とのこと
「年に一度しか参拝できない神社」として以前から気になっていたので、実際に現地へ来ることができて感動しました。もちろん本殿へは行けませんでしたが、海岸沿いから伸びる長い橋や島の様子を見学できたのでよかったです。いつかは日程を調整して例大祭にも参加したいです。
訪問日時:2023/05/31
津嶋神社のフォトギャラリー
津嶋神社のアクセス方法・交通手段
【電車】
・JR予讃線「詫間駅」から徒歩で約35分
・JR予讃線「津島ノ宮」から徒歩で約1分 ※毎年8/4、5の2日間のみ臨時開設
【車】
高松自動車道「三豊鳥坂IC」から約10分
津嶋神社の基本情報
HP | 津嶋神社の公式HP |
住所 | 香川県三豊市三野町大見7463 |
電話番号 | 0875-72-5463 |
参拝時間 | – |