鶴嶺神社の御祭神やご利益は?
名称 | 鶴嶺神社(つるがねじんじゃ) |
御祭神 | 島津家本家歴代当主・家族 島津家分家歴代当主・家族 |
ご利益 | 女性の美と健康 |
訪問記
鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)は、島津家の旧別邸「仙巌園(せんがんえん)」内にある神社です。
鹿児島を代表する観光名所として有名で、桜島を望む雄大な庭園や豪華な御殿を見学できます。
隣接地には島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」もあり、こちらも観光におすすめのスポット。
仙巌園は入場料が必要ですが、鶴嶺神社は仙巌園の敷地外にあるので無料で参拝可能です。
御祭神である島津家は戦国時代に活躍した武家で、現在の鹿児島県一帯を領地とする薩摩藩主でした。
中でも18代当主・島津義久は、最盛期に現在の福岡県・佐賀県の一部を除いた九州全土を領地化した功績があります。
鶴嶺神社は明治2年に島津家の本家・分家の当主とその家族を祀るため、建立されました。
明治2年は版籍奉還と同じ年で、約700年にわたる島津家の南九州統治は終わります。
※版籍奉還:明治維新の一環として全国の藩が、所有していた土地(版)と人民(籍)を朝廷に返還した政治改革
ご利益の「女性の美と健康」は、島津義久の娘である亀寿姫(かめじゅひめ)に由来します。
亀寿姫は鹿児島県では「ジメサァ」の愛称で親しまれており、心優しくたいへんな美人であったそうです。
このため鶴嶺神社にお参りすると身も心も美しい女性になるといわれ、いまでも多くの参拝者が訪れています。
亀寿姫と薩摩藩の教えが描かれている絵馬・美人御守・紅御守なども有名なので、参拝の際はこちらもぜひチェックしてみてください。
戦国武将とゆかりがあるため、歴史好きの方にもおすすめです。
訪問日時:2015/07/15
フォトギャラリー
基本情報
公式HP | 鶴嶺神社(鹿児島県神社庁のHP) |
住所 | 〒892-0871鹿児島市吉野町9700-1 |
電話番号 | 099-247-1551(仙巌園管轄) |
営業時間 | 通年 8:30〜17:30 |