土佐神社とはどんな神社?何の神様?ご利益・歴史・写真・見どころなどまとめて紹介
この記事では土佐神社(とさじんじゃ)の情報を紹介しています。御祭神・パワースポットとしてのご利益・観光の見どころ・住所・アクセス方法・交通手段などをまとめて解説。訪問記や管理人撮影の神社写真も!
土佐神社の御祭神やご利益は?
名称 | 土佐神社(とさじんじゃ) |
御祭神 | 味鋤高彦根神(アジスキタカヒコネノカミ) 一言主神(ヒトコトヌシノカミ) |
ご利益 | 家内安全・農産繁栄・建設・政治 など |
土佐神社とはどんな神社?どんな神様?
土佐神社の歴史と概要
『土佐神社(とさじんじゃ)』は高知県高知市に鎮座する神社です。創建の時期は不詳ですが、境内東北の方向にある自然石を磐座として祭祀したものと考えられおり、信仰の始まりは古代までさかのぼるとされています。
古くから土佐国の中心的な神社として多くの人々の信仰を集め、神仏習合の時代に入った鎌倉時代初期に土佐国総鎮守一宮とされました。この時期には「高賀茂大明神(たかかもだいみょうじん)」と呼ばれることが一般的だったようです。
室町~戦国時代には特に武家からの崇敬が篤く、元亀元年【1570年】に長宗我部元親が、現在の本殿・幣殿・拝殿を再建し整えたとの記録が残っています。その後、明治時代の神仏分離令により名称を「土佐神社」と改称し、現在へと続いています。
土佐神社のパワースポットとしてのご利益
御祭神のアジスキタカヒコネは国造りの神様であるオオクニヌシの子どもで、農業や商業など、さまざまな産業の発展を守る神様とされています。また、ヒトコトヌシは人と人との調和を大切にする神様で、「一言」で願いごとが叶うとされる特別な信仰があります。
これらの神々を祀っている土佐神社は古くから南海地域の守り神として親しまれ、家内安全・農産繁栄・建設・政治などをはじめとした幅広いご利益があるといわれています。
土佐神社の見どころと参拝ポイント
戦国時代の武将・長宗我部元親が再建した土佐神社独特の社殿が見どころです。上から見るとトンボのような形をしていることから「入蜻蛉(いりとんぼ)」形式と呼ばれ、戦からの凱旋報告を意味するとされる珍しい構造をしています。
運気が下がっていると感じる人には、大きな御神木の杉の木を輪切りにしたものをくぐって心身を祓い清める「輪抜祓所」もおすすめですよ。
また、土佐神社で毎年8月24日、25日に開催される「しなね祭」は土佐三大祭りのひとつに数えられる盛大なお祭りです。24日の夕方からは境内に屋台が立ち並び、多くの参詣者で賑わいます。
「しなね」の語源には諸説ありますが、風の神様である「志那都比古(しなつひこ)」を元とする説や、新稲(しいね)を語源とする説などが有力なようです。土佐神社は地元の人からは「志那祢様(しなねさま)」の名前でも親しまれていますよ。
土佐神社のお祭りや行事
- 歳旦祭 1月1日:新年を祝い、国の平和と繁栄を祈る。
- 射初祭(いぞめさい) 1月第3日曜日:鬼門の方角を清め、国の安泰と平和を祈る弓の神事。
- 斎籠祭(いごもりさい) 3月11日〜13日:神職がこもり、豊作を祈る。期間中は境内立ち入り制限あり。
- 大祓式(夏越の祓) 6月30日:日々の穢れを祓う伝統行事。茅の輪をくぐる儀式がある。
- しなね祭 8月24日・25日:土佐三大祭の一つ。国家安泰と感謝を捧げる大祭。
- 秋祭 10月8日:収穫の感謝と五穀豊穣を祈る。
- 新嘗祭 11月23日:収穫した新穀を神に供え、感謝する国家的な祭り。
- 大祓式(年越の祓) 12月31日:一年の罪や穢れを祓い清め、新年を迎えるための神事。
土佐神社の訪問記
大阪でゲストハウスのヘルパーをしていたとき、オーナーさんと高知旅行に行く機会があり道中で参拝しました。土佐一ノ宮とのことで境内は広く、とても立派な神社でした。
訪問時は知らなかったですが、今回いろいろと調べてみて確かに社殿の形状が独特だったなあと思い出します。戦国時代についての知識が全然なくて長宗我部といわれてもなかなかピンとこないのが残念すぎるので、武将関連の歴史も学びたいです…
訪問日時:2023/12/02
土佐神社のフォトギャラリー
土佐神社のアクセス方法・交通手段
【電車】
JR「土佐一宮駅」より徒歩で約19分
【車】
高知自動車道「高知IC」より車で約5分
【バス】
とさでん交通バス「一宮東門バス停」より徒歩で約4分
土佐神社の基本情報
HP | 土佐神社の公式HP |
住所 | 〒781-8130 高知県高知市一宮しなね2丁目16-1 |
電話番号 | 088-845-1096 |
参拝時間 | 【参拝】24時間 【祈願受付】9:00~16:00 |