達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)

達谷窟毘沙門堂
岩手全国の神社

達谷窟毘沙門堂の御祭神・ご利益は?歴史・写真・訪問記とあわせて紹介!

この記事では達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)の情報を紹介しています。

御祭神・ご利益・住所・歴史などを簡単に解説。筆者撮影の神社写真も載せています。

達谷窟毘沙門堂の御祭神やご利益は?

名称達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)
御祭神毘沙門天(びしゃもんてん)
坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)
ご利益必勝祈願・長寿・縁結び・子宝・学業成就

達谷窟毘沙門堂の歴史と訪問記

歴史

達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)は、岩手県平泉町に所在する毘沙門天を祀ったお堂です。

正確には神社ではないのですが、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を祀る田村信仰とも関係が深く、毘沙門堂を含む「達谷西光寺」が神仏混淆(しんぶつこんこう)の社寺のため紹介します。

達谷窟毘沙門堂は801年(延暦20年)、征夷大将軍であった坂上田村麻呂がここを拠点としていた悪路王(あくろおう)を討伐した記念に建てたのが始まりと伝えられています。

当時の東北地方には、政治的・文化的に大和朝廷への帰属や同化を拒否していた「蝦夷(えぞ・えみし)」と呼ばれる集団が居住していました。

悪路王は蝦夷の族長アテルイを指すともいわれており、坂上田村麻呂による蝦夷退治は多くの伝記・伝承となって伝えられています。

達谷窟毘沙門堂の特徴は岩壁の中に堂を建てる「窟堂(いわやどう)」という造りをしていることで、大きさとしては日本一の規模を誇ります。

京都・清水寺の建築様式を模して建てられているそうで、108体の毘沙門天を祀っています。

過去2度にわたって焼失したことがあり、現在のお堂は昭和36年に再建されたものです。

毘沙門堂で授かることができる護符「牛玉寳印(ごおうほういん)」は最強のお札として有名で、こちらを目当てに訪れる人も多いのだとか。神棚や玄関に貼ることで、厄を払い福を招くといわれています。

境内の神域は強力なパワースポットのため、喫煙・飲食・ペット等動物を連れての参拝は禁じられているので注意しましょう。

訪問記

岩手県の世界遺産「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」を訪問した際に参拝しました。

崖に埋め込まれてような形式のお堂は迫力があり、境内には神秘的な雰囲気が漂っていました。

蝦夷関連の話も興味深かったので、こちらもいつかコラムにまとめたいなと思います。

訪問日時:2015/12/12

達谷窟毘沙門堂のフォトギャラリー

達谷窟毘沙門堂の基本情報

HP達谷窟毘沙門堂の公式ページ
住所〒029-4102
岩手県西磐井郡平泉町平泉字北沢16
電話番号0191-46-4931
営業時間8:00~17:00

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