真山神社の御祭神やご利益は?
名称 | 真山神社(しんざんじんじゃ) |
御祭神 | 瓊瓊杵命(ににぎのみこと) 武甕槌命(たけみかづちのみこと) |
ご利益 | 国家安泰、武運長久、五穀豊穣、海上安全 |
概要と訪問記
真山神社(しんざんじんじゃ)は秋田県の男鹿市にある神社です。
今では神社として信仰されていますが、もともとは平安時代以降に広まった仏教と修験信仰が合わさった形で「赤神山光飯寺(こうぼうじ)」として存在していたようです。
江戸時代までは寺として信仰されてきましたが、明治の廃仏毀釈運動で真山神社となりました。
古事記・日本書紀に記される12代景行天皇の時代に、武内宿禰(たけのうちのすくね)がこの地に「瓊瓊杵命(ににぎのみこと)」「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」の二柱を祀ったことが始まりだといわれています。
真山神社の本殿は、真山(567m)山頂に鎮座しており、国家安泰、武運長久、五穀豊穣、海上安全の守護神として崇敬されています。
「なまはげゆかりの地」としても有名で、神社の境内では毎年2月に「柴灯祭(せどまつり)」が行われています。
柴灯祭は真山神社の特異神事で、正月3日の夕刻境内に柴灯を焚き、この火によってあぶられた大餅を山に鎮座する神に献上するというお祭りです。
その年の村内安全・五穀豊穣・大漁満足・悪疫除去を祈願するもので、なまはげはこの神の使者「神鬼」の化身といわれています。
周辺にはなまはげ行事を見学できる「男鹿真山伝承館」や、各集落のなまはげを一堂に集めた「なまはげ館」など観光スポットもたくさん。
男鹿半島の文化に興味がある人はこちらもぜひ訪れてみてください。
伝統行事として行われているなまはげは、大晦日の夜に鬼の面をつけワラの衣装を身に纏った地元住民が「泣ぐ子はいねが」と家々を練り歩く行事です。怠け者を戒める意味や、災いを取り除いて幸福を運んでくる役割があります。
なまはげは「来訪神」と呼ばれる神様の一種で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。来訪神については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

訪問日時:2016/03/20
フォトギャラリー
基本情報
HP | 真山神社の公式ページ |
住所 | 〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97 |
電話番号 | 0185 -33-3033 |
営業時間 | 社務所: 8:30~17:30 |