洩矢神社の御祭神・ご利益は?歴史・写真・訪問記とあわせて紹介!
この記事では洩矢神社(もりやじんじゃ)の情報を紹介しています。
御祭神・ご利益・住所・歴史などを簡単に解説。筆者撮影の神社写真も載せています。
洩矢神社の御祭神やご利益は?
名称 | 洩矢神社(もりやじんじゃ) |
御祭神 | 洩矢神(もりやのかみ、もりやしん) |
ご利益 | 地域守護 |
洩矢神社の概要と訪問記
概要
『洩矢神社(もりやじんじゃ)』は長野県岡谷市に鎮座する神社です。
創建は不明ですが古代の信仰が現代に残る歴史の長い神社で、諏訪地方の伝承に登場する洩矢神(もりやのかみ)を御祭神としています。
古事記における国譲り神話ではタケミカヅチに敗れたタケミナカタが諏訪地方に逃れて諏訪の神様になったとありますが、この地方ではもともと土着の神様である「ミシャグジ」が信仰されていました。
神事の際にミシャグジを降ろしたり上げたりする唯一の役割を担っているのが洩矢神の末裔とされる守矢氏で、このことから洩矢神はミシャグジと同一視されることもあります。
ミシャグジはタケミナカタが諏訪に来て一帯を支配しようとしたときに抵抗しましたが敗れ、タケミナカタに諏訪の統治権を譲ることとなります。戦いには敗れたものの、ミシャグジの名前は歴史から消えることなくこの二柱は共存の形で諏訪地方を統治しました。
タケミナカタの末裔である諏訪氏が「大祝(おおほうり)」と呼ばれる諏訪大社の頂点・現人神(あらひとがみ)の立場に立ち、ミシャグジを祀る守矢氏の長は「神長官(じんちょうかん)」として実質的に祭祀を取り仕切る役割を担いました。大祝は明治維新によって廃止されましたが、神長官は現在でも78代目まで続いています。
タケミナカタとミシャグジの戦いの舞台は天竜川のほとりとされ、洩矢神の陣地跡であったのがこの洩矢神社です。タケミナカタの陣地跡には現在「藤島明神」が鎮座しています。
訪問記
神社巡りにハマったころ古代の信仰に特に興味を持ったため、諏訪地方の洩矢神やミシャグジにまつわる伝承を調べに訪問。
洩矢神社は小さな神社でしたが、神長官守矢資料館などもあわせて見学できたのでとても有意義な時間を過ごせました。
この辺の歴史や内容は諸説ありすぎてまとめるのが難しいですが、いつかはもっとしっかりと調べてコラムを書きたいと思っています。
中央政権に敗れながらもこの現代まで伝承が残っている古代の信仰とかロマンがありすぎますね…
長野や諏訪神社にはなにかと縁があるので、また時間を作ってゆっくり散策に行きたいです。
訪問日時:2014/12/28
洩矢神社のフォトギャラリー
洩矢神社の基本情報
HP | 洩矢神社の公式HP |
住所 | 〒394-0045 長野県岡谷市川岸東1-12 |
電話番号 | 0266-22-5669(橋原区公会所) |
営業時間 | – |