上色見熊野座神社の御祭神・ご利益は？歴史・写真・訪問記とあわせて紹介！

この記事では上色見熊野座神社（かみしきみくまのいますじんじゃ）の情報を紹介しています。

御祭神・ご利益・住所・歴史などを簡単に解説。筆者撮影の神社写真も載せています。

上色見熊野座神社の御祭神やご利益は？

名称	上色見熊野座神社（かみしきみくまのいますじんじゃ）
御祭神	伊邪那岐命（イザナギノミコト）伊邪那美命（イザナミノミコト）
ご利益	合格・必勝・商売繁盛

上色見熊野座神社（かみしきみくまのいますじんじゃ）は熊本県・高森町にある神社です。

創建は不明ですが、本殿の奥にある「穿戸岩（うげといわ）」が古くから崇拝されており、一説には古墳時代から信仰が続いていると伝えられています。

当時の人々は巨石や大木などの自然物に神が宿ると考えていたため、穿戸岩もそのひとつとして信仰されていました。

穿戸岩は巨大な岩に10メートルを超える大穴があいた構造をしています。

阿蘇大明神の神号をもつ「健磐竜命（たけいわたつのみこと）」を怒らせて逃げた、従者の「鬼八法師（きはちほうし）」が蹴破ったと伝えられています。

この神話が元となり「立ちははだかる障害物があっても突破できる」パワーがあるとされ、合格祈願や必勝ご利益の由来となっています。

本殿は安土桃山時代の戦火で焼け落ち、1722年に現在の形に再建されたそうです。

無人の神社ですが2011年制作のアニメ映画「蛍火の杜へ」の舞台となり、SNSではその神秘的な外観から「異世界の入り口」として話題となりました。

拝殿までは280段の階段を登り、その両脇には全部で100基以上の灯籠が並んでいます。

苔むした参道がみどころですが、土や木の根がむき出しになっている部分もあるので歩きやすい靴での参拝がおすすめです。

訪問時は熊本地震の直後だったこともあり、いくつかの灯籠が倒れている状態でした。

苔むす境内の神秘的な雰囲気はすばらしく、早朝に訪れたため人もおらずゆっくりと参拝できました。

杉に囲まれた長い参道を歩きながら、神聖な雰囲気を味わってみてください。

訪問日時：2016/04/30