一之宮貫前神社とはどんな神社?何の神様?ご利益・歴史・写真・見どころなどまとめて紹介
この記事では一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)の情報を紹介しています。御祭神・パワースポットとしてのご利益・観光の見どころ・住所・アクセス方法・交通手段などをまとめて解説。訪問記や管理人撮影の神社写真も!
一之宮貫前神社の御祭神やご利益は?
名称 | 一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ) |
御祭神 | 経津主神(フツヌシノカミ) 姫大神(ヒメオオカミ) |
ご利益 | 勝運・災難除け・地域守護・縁結び など |
一之宮貫前神社とはどんな神社?どんな神様?
一之宮貫前神社の歴史と概要
『一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)』は、群馬県富岡市にある神社です。
創建は安閑天皇(あんかんてんのう)元年の西暦531年と伝わる長い歴史を持つ古社で、上野国(こうずけのくに)一之宮として知られています。
群馬県の豪族である物部姓・磯部氏が氏神であるフツヌシを現在の安中市にある「咲前神社(さきさきじんじゃ)」に祀り、その後、南方にある現在地に社を定めたのが始まりとされています。
天武天皇の時代【西暦673~686年】には奈良の都にもその名を知られ、長きに渡り地域の守護社として崇敬を集めてきました。
一之宮貫前神社のパワースポットとしてのご利益
貫前神社の御祭神である「フツヌシ」は霊剣であるフツノミタマという刀剣を神格化した神様で、勝運・災難除け・開運などのご利益で知られています。
貫前神社にはもう一柱「姫大神(ひめおおかみ)」という神様も祀られていますが、この神様については正確な神名も祀られた由緒も伝わっていないようです。一説には、当時渡ってきた渡来系の高麗人(こまびと)が信仰していた古い神様ではないかといわれています。
姫大神は養蚕と機織りの神・生産の守護神で、地域守護や縁結びのご利益でも知られています。これは、高麗人が養蚕や機織りをこの地に伝えたとされているためです。
一之宮貫前神社の見どころと参拝ポイント
貫前神社は全国に珍しい「下り宮」の神社として有名です。
下り宮とは鳥居から本殿が下にある神社のことで、貫前神社は宮崎県の「鵜戸神宮(うどじんぐう)」、熊本県の「草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)」とあわせて日本三大下り宮と呼ばれています。
また貫前神社の本殿は「貫前造」という独特な建築様式で建てられおり、鮮やかに彩られた装飾も見どころ。本殿横にはユニークな金箔のかえるが置かれており、「かえる信仰」の神社としても知られています。樹齢1,000年を超える古木たちも要チェックポイントですよ。
一之宮貫前神社のお祭りや行事
貫前神社では12年に一度、遷宮(せんぐう)が行われており、前回は2017年に式年遷宮祭が行われました。遷宮の際は仮殿敷地に仮殿が築かれ、仮殿遷座祭や本殿遷座祭が開かれます。
また、毎年3月15日は貫前神社の創建の日として例大祭が開催されています。その他にも多くの年間祭儀が行なわれており、鹿の肩甲骨を焼き生じたひび割れによって吉凶を占う「鹿占神事(しかうらしんじ)」が有名です。
一之宮貫前神社の訪問記
珍しい下り宮が特徴的な神社でした。出身県なのに大人になるまでそこまで印象を持っていなかったですが、あらためて歴史を知るとかなり立派な神社ですね。
日本三大下り宮がまさか群馬にあるとは知らなかったので、やはりものごとを知っているかどうかで楽しめる範囲が増えるなあと思います。
下り宮だけでなく朱色の社殿や細やかな装飾も美しかったです。
訪問日時:2022/06/18
一之宮貫前神社のフォトギャラリー
一之宮貫前神社のアクセス方法・交通手段
【車】上信越自動車道 :富岡インターより車で約20分、下仁田インターより車で約20分
【電車】JR高崎駅より上信電鉄に乗り換え、「上州一之宮駅」下車で徒歩約15分
一之宮貫前神社の基本情報
HP | 一之宮貫前神社の公式ページ |
住所 | 群馬県富岡市一ノ宮1535 |
電話番号 | 0274-62-2009 |
参拝時間 | 【総門】24時間 【楼門】6:00~17:00 |