青島神社の御祭神・ご利益は?歴史・写真・訪問記とあわせて紹介!
この記事では青島神社(あおしましんじゃ)の情報を紹介しています。
御祭神・ご利益・住所・歴史などを簡単に解説。筆者撮影の神社写真も載せています。
青島神社の御祭神やご利益は?
名称 | 青島神社(あおしまじんじゃ) |
御祭神 | 彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト) 豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト) 塩筒大神(シオツチノカミ) |
ご利益 | 縁結・安産・航海・交通安全 |
青島神社の歴史と訪問記
歴史
青島神社は宮崎県宮崎市・青島にある神社です。
青島は離島になっていますが本土とは青島参道(弥生橋)で繋がっており、徒歩で上陸できます。
周囲約1.5kmの島内全体を境内としていて本宮(もとみや)のほか、海積神社(わだつみじんじゃ)、石神社(いそじんじゃ)、御祖神社(みおやじんじゃ)の4社が鎮座しています。
創建は不明ですが、平安時代の書物にも記載があることから1,000年以上の歴史があるとされています。
御祭神は彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)で、神話「海幸彦・山幸彦」の山幸彦にあたります。
この二柱は兄弟神でもあり、以下のような伝説が残っています。
名前のごとく、山の猟が得意な山幸彦(弟)と、海の漁が得意な海幸彦(兄)がいました。
兄弟はある日猟具を交換し山幸彦は魚釣りに出かけましたが、そこで兄に借りた釣り針を失くしてしまいます。
釣り針を失くしたことに海幸彦は怒り、山幸彦を責め立てます。
どうしたら許してもらえるかと困っていたところ塩筒大神(しおつちのかみ)と出会い、海へ潜って釣り針を探すよう助言されます。
釣り針を探す途中、海の神様である綿津見神(わたつみのかみ)に歓迎され娘の豊玉姫(とよたまひめ)と結婚し、楽しく暮らすうちに3年もの月日が経ってしまいました。
山幸彦は地上へ帰らねばならず、豊玉姫に失くした釣り針と、霊力のある玉「潮盈珠(しおみつたま)」と「潮乾珠(しおふるたま)」を貰います。
地上に帰った山幸彦は釣り針を返し、もらった玉を使って海幸彦を服従させることに成功します。
その後、妻の豊玉姫は「鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)」という神様を産みます。
この神様は日本の初代天皇である神武天皇の父であり、山幸彦は神武天皇の祖父にあたります。
この山幸彦の物語は、海中で暮らすことや贈り物をもらって帰ることから「浦島太郎」の元ネタになったといわれています。
海底から無事に帰ってきてこれたことから航海や交通安全にご利益があり、山幸彦が豊玉姫命と結ばれたため縁結びや安産にもご利益があります。
青島神社の本宮には、青島の砂浜で拾った貝殻を供える場所があります。
青島は貝殻が堆積してできた島で「真砂島(まさごしま)」とも呼ばれ、なかでもタカラガイは真砂として大切にされてきました。
境内には以下のようなスポットもあり、見どころ抜群の神社です。
- 産霊紙縒(むすびこより)…色とりどりのこよりに願いを込めて結ぶ祈願場所。
- 天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)…「平瓮(ひらか)」と呼ばれる薄い素焼きのお皿に願いを込めて投げ入れる場所。入れば願いが叶い、割れれば開運・厄払いになるとされる。
- 祈りの古道…多くの絵馬が掛けられたトンネル。
訪問記
参拝時間ぎりぎりに訪問したためゆっくりできませんでしたが、見どころが多くとても雰囲気のある神社でした。
社殿の美しさだけでなく、産霊紙縒や祈りの古道など目で見て楽しめるスポットが多かったです。
日中は天気が悪かったですが、帰る頃には夕日が出ていて島と海を美しく照らしてくれました。
訪問日時:2015/07/15
青島神社のフォトギャラリー
青島神社の基本情報
HP | 青島神社の公式ページ |
住所 | 〒889-2162 鎮座地 宮崎県宮崎市青島2丁目13番1号 |
電話番号 | 0985-65-1262 |
営業時間 | 6:00〜日没まで(季節により変更・要確認) 【社務所】8:00〜17:00 |