日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
日本の神々

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とは?ご利益・別名・関連神についても紹介!

この記事では日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の情報を紹介しています。

どんな神様か・ご利益・別名・祀られている神社などを簡単に解説。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の別名やご利益は?

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

名称日本武尊(やまとたけるのみこと)
別名倭建命(やまとたけるのみこと)
小碓尊(おうすのみこと)
小碓命(おうすのみこと)
日本童男(やまとおぐな)
倭男具那命(やまとおぐなのみこと)
ご利益国土安穏・出世開運・商売繁盛

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とは?

『日本武尊(やまとたけるのみこと)』は日本神話に登場する神様です。古事記と日本書紀の両方に登場し、武力に優れた戦士としての活躍や悲劇的な運命が物語として語られています。

ヤマトタケルは日本で始めて成立した大規模国家である大和朝廷の皇族で、神様や朝廷から与えられた困難な任務を遂行する勇者として描かれています。

なかでももっとも有名なエピソードは草薙剣(くさなぎのつるぎ)に関するものでしょう。草薙の剣はもともとスサノオがヤマタノオロチを討ち取ったときに得たもので、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)と呼ばれていました。スサノオはこの剣をアマテラスに献上し、天皇家に伝わることとなります。ヤマトタケルは東国【現在の関東地方】を平定するよう命じられた際、その旅の途中で叔母のヤマトヒメからこの剣を授かります。

あるとき、ヤマトタケルは敵に裏切られ、広大な草原で火を放たれるという危機に直面します。敵に焼き殺されそうになったとき、ヤマトタケルはこの剣を使って周囲の草を薙ぎ払い、火の進路を変え勝利しました。このエピソードが由来となって「天叢雲剣」は「草薙剣」と呼ばれるようになったとされています。

ヤマトタケルは数々の戦で勝利を収め、東国遠征の後は尾張【現在の愛知県】のミヤズヒメと結婚します。しかし、伊吹山の神を退治に行ったとき、草薙剣をミヤズヒメに預けて出ていったことが命取りとなり亡くなってしまいます。彼の死後、草薙剣はそのまま愛知県に残され、熱田神宮の御神体となりました。

また、ヤマトタケルは亡くなった後に霊魂が白鳥になって飛び去ったと伝えられ、全国各地に伝承が残っています。この白鳥が最後に降り立った地とされているのが大阪府にある大鳥大社で、全国の大鳥神社の総本社として信仰されています。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の関連神と系図

景行天皇(けいこうてんのう)
播磨稲日大郎姫(はりまのいなびのおおいらつめ)
両道入姫命(ふたじいりひめのみこと)
弟橘媛(おとたちばなひめ)
宮簀媛(みやずひめ) など
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) など

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀っている神社

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