経津主神(フツヌシノカミ)とは?ご利益・別名・関連神についても紹介!
この記事では経津主神(フツヌシノカミ)の情報を紹介しています。
どんな神様か・ご利益・別名・祀られている神社などを簡単に解説。
経津主神(フツヌシノカミ)の別名やご利益は?
名称 | 経津主神(ふつぬしのかみ) |
別名 | 香取神(かとりのかみ) 布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ) 伊波比主命(いわいぬしのみこと) 斎主神(いわいぬしのかみ) 布都怒志命(ふつぬしのみこと) |
ご利益 | 剣神・武神・出世・開運招福 |
経津主神(フツヌシノカミ)とは?
『経津主神(ふつぬしのかみ)』は香取神宮に祀られている神様で、「香取神(かとりのかみ)」「香取さま」とも呼ばれています。

香取神宮(かとりじんぐう)
『香取神宮(かとりじんぐう)』は、千葉県香取市香ある神社です。下総国一宮で、全国にある香取神社の総本社でもあります。茨城県の「鹿島神宮」「息栖神社」とともに、東国三社の一社に数えられている全国でも有数の古社。御祭神は「経津主大神」です。
日本神話においては「フツヌシ」の名前で登場することが多く、「伊波比主命・斎主神(イワイヌシ)」の名称で呼ばれることもあります。
「国譲り神話」においてタケミカヅチは十拳剣(とつかのつるぎ)を用いてオオクニヌシを威嚇しますが、この剣は別名・布都御魂(ふつのみたま)とも呼ばれています。フツヌシは布都御魂の神霊、剣の神様として知られていますよ。ちなみに布都御魂は、石上神宮の御神体でもあります。

石上神宮(いそのかみじんぐう)
石上神宮は奈良県天理市布留町にある神社で、日本最古に設立された神宮といわれています。日本三大神宮の1つとしても知られており、飛鳥時代の軍事氏族である「物部氏」の総氏神として繁栄し、大和朝廷の武器庫としての役割も担っていたと伝えられています。
同じく武神・剣の神様であるタケミカヅチと関係が深く、フツヌシを祀る香取神宮とタケミカヅチを祀る鹿島神宮が近い位置にあることからも、霊験あらたかな軍神として朝廷や武家から篤く崇敬されてきました。
藤原氏の氏神を祀る奈良の春日大社にもフツヌシとタケミカヅチがともに祀られており、軍事的な守護神として長く信仰されてきたことがわかります。
現在でも香取神宮は武道の道場として有名で、特に剣術の発展に大きく関わっています。
経津主神(フツヌシノカミ)の関連神と系図
父 | 磐筒男神(いわつつのおのかみ) |
母 | 磐筒女神(いわつつのめのかみ) |
妻 | – |
子 | 天苗加命(あめのなえますのみこと) |
経津主神(フツヌシノカミ)を祀っている神社
経津主神(フツヌシノカミ)に関連する記事は以下のリンクから。

経津主神(フツヌシノカミ)
「経津主神(フツヌシノカミ)」の記事一覧です。